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インターステラー

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クリストファー・ノーラン

僕が映画を見る上では監督とかあまりどうでもいいのだけど、この人だけは本当に頭おかしいと思う。

ざっと僕が観たことある映画を並べてみたのだけど↓、まずメメントを撮影したのが今の僕よりも年下の時とかもうね。

どの映画も、高いお金を払ってでも映画館で観たいと思える映画なのはホントすごい。

普及の名作メメントを撮影したのが、クリストファー・ノーラン30歳の時というのがまた驚き(もう何回も話題にしているけど)。

そして、今回観たのが、ずっと観たかったインターステラー

感想を一言でいうと、「10年に一度の傑作(個人調べ)」なんじゃないか。


疫病によって作物が育たなくなってしまい、あと数十年もすれば住めなくなってしまう地球が前半の舞台。

主人公クーパー(マシュー・マコノヒー)と、その息子トム、娘のマーフ、義理の父親4人家族が暮らす家では、マーフの部屋の本棚のいつも同じ場所の本だけが落ちてしまう不思議な現象がおこっていた。

その本の落下した位置がバイナリとなっており、それがある座標を示しているのだと偶然にも気づいたクーパーとマーフ。

実際にその座標へ行ってみると、そこがNASAの基地であることを突き止める。

かつて宇宙飛行士であったクーパーは、移住先の星を探す「ラザロ計画」のエンジニアとして宇宙へ飛び立つことをお願いされるのだが、それは帰ってこれる保証のない、危険な探索だった。


前半のざっくりとしたあらすじはこんなところで。

映画観たくないけどストーリーだけ知りたい人はWikipedia観ると全部載ってたよ。

ただ、映像も綺麗なので、是非

ラザロ計画は、先発隊が移住できそうな星まで行って、移住できそうならば信号を送ってコールドスリープをするという任務だそうで、その設定を聞いた瞬間僕は、

「あ、最後は主人公がこのコールドスリープで眠って助けを待つ形になって、そんで助けに来るのが喧嘩別れをしてしまった娘なのかな〜そりゃ感動するかもめ」っと、なんとなくオチが見えたと思ったね。

しかーし、そんなうまくいくわけもなく笑。

実際はもっと素晴らしく、期待を大きく上回るオチだった。

脇を固めるのがアン・ハサウェイで、あと地味にマット・デイモンがダメ人間の役で出ているので、そこも観もの。


この映画に出てくるワームホールだとか、ブラックホールだとか、5次元だとか、突拍子もない話に思えるかもしれなけど実はそうでもないこと、僕知ッテイル。

実は僕、エンジニアの端くれながら量子コンピューターに興味を抱いたことがあって、そこから量子論とその対になる特殊相対性理論の勉強を本当にちょこーっとだけどしたことがあるんだよね。

んまあ、勉強ってほどのものではないんだけど。

ただ、膝に矢を受けてしまってな...、それでもなんとなくこの映画で出てきた物理学の何らかがわかるのですよ。もちろんちょこーっとだけど笑。

そんなこんなで、実際には科学的には証明されていないってか、5次元空間なんて理論上説明出来ても人間にはどう頑張っても想像できないものなんじゃないかと思うんだけど(9次元空間というものもあるらしい)、この映画で出てくる「時間を物理的に捉えることができる5次元空間」が、わけわからないんだけど現時点での人間が想像する5次元空間そのものをうまく映像化して”いそう”で、そこが特に感動したよね。

ただのコミックヒーロをこれでもかとリアルに再現したダークナイトや、夢の中の夢を見事に演出したインセプションからみても、ココらへんの物理学をノーランさん相当勉強したのではないんだろうかと。

4次元超立方体が閉じて行くシーンなんて、実際に3次元(映画の映像として)に投影するとマジでああなるんじゃないんでしょうか?

ガチ物理学者の感想も聞いてみたいですなあ〜。

そういう友達欲しい笑

麦とホップとインターステラー