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母が膵臓ガンで亡くなった。コロナ渦で死に目にあえなかった話

今朝、母が膵臓ガンで無くなった。数え年で71歳だった。

少し早い気もするが、8年前に心筋梗塞を患ってからはペースメーカー生活をしていたことを考えると、なかなかの大往生だったのではないかと思っている。

昨年末に腰の痛みを訴え、年明け6日まで自宅で寝たきり生活だった。

流石にということで病院に行ったところ、その時は腰椎圧迫骨折の疑いとのことだった。

しかし9日。精密検査の検査、末期の膵臓ガンだった。そして翌週14日の朝(つまりコレを書いている今日)、安らかに息を引き取った。

それまで実家で母親と暮らしていた妹、そこから近くで暮らしていた姉は最後に少しだけ会話できたそうだが、このコロナ禍においては原則面会禁止なのと、自分が少し遠方に住んでいることもあり、結局死に目に会えずじまい。

それはしょうがない。


生前、ペースメーカー外来検査で半年に一回筑波の病院まで通院の付添をしており、昨年9月に行ったのが最後に会った日だった。

帰りのサービスエリアで、母にとっては人生初のスタバに寄り、抹茶クリームフラペチーノをごちそうしてあげたら、「美味しい美味しい」と一気に飲み干していた。

あんなに喜んでいた母の姿が今でも目に焼き付いている。

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「また3月の通院も頼むよ」「んじゃ、また帰りに抹茶モカフラペチーノ飲もうね笑」と言ったのが最後の会話だった。

なんかそんなことを思い出していたら、無性にスタバに感謝したくなってきた。

母に美味しい抹茶クリームフラペチーノを出してくれて、ありがとうございます。

思うのは、親孝行はできるうちにするというのは当たり前で、それでも「ああ、もっと親孝行しておおけば良かったな」と思う。