A「なあ、こんな話知ってるか?」
A「やあ、お疲れさん。今週も長かったな。」
B「あ、やっと他の人が来た。なあ聞いてくれよ。さっきまで居た仲間がみんなどこかに行ってしまったんだ。」
A「仲間?ふーん。まあそんなことは置いておいてさ、なあ、こんな話知ってるか?」
B「なんだい?」
A「グレープフルーツコンピューターが新しいスマートフォンを発表したじゃないか?」
B「ああ、あれすごいよね。OSもバージョン7になって、デザインもフラットっていうの?楽しみだよね。後は省電力技術が向上したんだっけ。ん?話ってその事?」
A「いや、違うんだ。たとえばその向上した省電力技術もそうさ。実は今の技術をフルに使えば、電池なんて1カ月に1度の充電でいいらしいんだよ。」
B「そんなバカな話があるかい?」
B「そんなバカな話があるかい?」
A「いや、それが分からないんだ。で、だ。たとえば新しいスマートフォンに、今出来うる最先端の技術をすべて搭載したとすると、次の新しいスマートフォンが発売されても売れにくくなるじゃないか?そう。だから、グレープフルーツコンピューターは、技術を出し惜しみ...という言い方が正しいのかは分からないけど、とにかく最大限の技術は投入しない。っていう話さ。」
B「なるほどね。」
A「まあ、その技術を開発した人間は、間違いなく莫大な富を得るだろうけどね。」
B「ははーん。なかなか面白い話だね。」
B「ははーん。なかなか面白い話だね。」
A「だろう?まあ、それは単なる妄想なんだけど。そしてここからが本題なんだ。そう、それは何も、スマートフォンに限った事ではないんだよ。」
B「ん?」
A「殺虫剤さ。」
B「!」
A「もう気付いたようだね。人間は”ゴキブリ”を滅ぼす事が出来る殺虫剤をとっくに開発しているのに、それを発売したとして”ゴキブリ”を滅ぼし、殺虫剤が用済みになることを恐れているのさ。だから、利益を優先するためにそれを発売せず、『ゴキブリの進化スピードは速い。従来の製品では対応できない。だから新しい商品を開発した。』と、”中身の変わらない新製品”を発売するんだ。」
B「おい、嘘だろ。」
A「まあ、本当の事は分からないさ。所で、僕の仕事が何か知っているかい?」
B「?」
A「僕の仕事はね、○○製薬会社の研究室で、日々新しい殺虫剤を開発することなんだ。そして、出来れば他のものに一切の影響を与えず、特定の害虫だけを滅ぼす殺虫剤であるのが望ましいんだ。」
B「な、何を言っているんだ...?」
A「実はさっき、新しい薬品が完成したんだ。長かったよ。そして、さっきまで君と一緒にいた”ゴキブリ”達に試したんだ。驚くべき効果と威力だったよ。ただ、まだちょっと調整が必要でね…。」
プシューーー
B「…」
B「おい、嘘だろ。」
A「まあ、本当の事は分からないさ。所で、僕の仕事が何か知っているかい?」
B「?」
A「僕の仕事はね、○○製薬会社の研究室で、日々新しい殺虫剤を開発することなんだ。そして、出来れば他のものに一切の影響を与えず、特定の害虫だけを滅ぼす殺虫剤であるのが望ましいんだ。」
B「な、何を言っているんだ...?」
A「実はさっき、新しい薬品が完成したんだ。長かったよ。そして、さっきまで君と一緒にいた”ゴキブリ”達に試したんだ。驚くべき効果と威力だったよ。ただ、まだちょっと調整が必要でね…。」
プシューーー
B「…」
A「この薬品は、本当にゴキブリを地球上から消滅させてしまうかもな。」
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っていうのを、帰りの電車の中で妄想してみた。
まさかね。
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っていうのを、帰りの電車の中で妄想してみた。
まさかね。