不死となった人類最後の、死ぬことのできる男「ニモ・ノーバディー」
その半生を本にしようとする記者のインタビュー内容から、彼の人生を垣間見ることのできる映画。
しかし、どの話もチグハグで、記者としては混乱しっぱなし。
離婚する両親のどちらについていったのか × 3人の女性の内誰と結婚するか などなど、ニモの選択肢は多岐に渡り、選ばなかった選択の世界を交互に見せられていく。
実は、このニモという男(と不死となった人類が暮らす世界)は、実は離婚した両親にどちらについていくのかという選択肢を迫られた子供(ニモ)の想像の世界。
混乱しがちなのだけど、割りとハッキリ世界が別れているのでそんなことは無いのも映画の出来として良い。