めちゃくちゃ面白かった。
タイトルそのまんまで、働きたくないイタチがなんでもやってくれるロボットを作ろうと、西へ東へ奔走するお話パートと、章の間には筆者による解説パートが交互に流れていく。
イタチたちは画像解析のロボットを作ったフクロウや、簡単な会話をするロボットを作った(りんねみたいな)カメレオンなどなどと力を合わせて(?)人工知能を作ろうとするのだけど、そこで出てくる自然言語処理の難しさなどが出てくる。やってることは難しい学問なのだけど、お話なのですんなり読めて楽しい。
解説パートはこういった分野をやったことの無い俺にはすこし難しいところもあったのだけど、ニューラルネットワークの基礎的な考え方などを図解で説明してくれるので、これも読んでいて楽しかった。
特に印象に残ったのは、いくら文字や単語、文章の学習を機械にさせても、今現在はなかなか難しいとのこと。そして赤ちゃんはそんな機械学習のロジックとは全く違う次元で(あるいはロジックで)言葉を覚えているということ。
人間の脳ってすごいんだなぁと(小学生みたいな感想笑
word2vecの話も面白かった。名前だけ知ってはいたのだけど、単語や文章で計算が出来るんだね。例えば、
王+男=王様 王様-男+女=女王
みたいな?面白そー。
この本、後輩ちゃんが積ん読していたのをパクってなんとなく読み始めたのだけど、とても面白かった。