個人的にトップクラスの贅沢で「1人で映画館で映画鑑賞をする」というものがあるんだけど、嫁ちゃんがたまには行って来たらとおっしゃるので、じゃあ折角なのでと、数年ぶりに1人で映画館で映画鑑賞してきた。(冗長)
本当はセッションかバードマンが観たかったのだけど地元の映画館では上映してなく…。
なので、なんとなく気になってたジュピター観てきた!
監督がウォシャウスキーだから気になってたのかと、観終わった後に思い出すというw
コテコテのSFで、それでいてディテールに凝ってて、とても面白かった。
実は宇宙は、人間の大元の種族であるなんちゃら家(いわゆるメディチ家みたい)が支配していて、っていう世界観で、そんな広大な宇宙で絶対的に価値のある物が”時間”。
時間と言ってもいろいろな見方があって、科学が究極に進化したこの世界での時間とはすなわち永遠の命。
究極に進化した科学とはDNAの完璧な管理で、あとの問題は有機的な細胞の劣化。
その劣化問題さえクリア出来れば、まさに時間そのものを克服出来る永遠の命が手に入るという。
そして、その細胞の劣化を防いだのが、他ならぬ“人間を材料”にした「命の水」だったりするわけで、それを農業的に清算して取引して宇宙経済を牛耳っているのが、先述のなんちゃら家。
農業的にと書いたのは、つまり牧場があって家畜があるわけで、それが地球と地球に住む人間だったりする。
つまり、地球を牧場として環境整備し、人間の数がいい感じに増えた所で「収穫」するわけ。
そして、そのなんちゃら家は3人兄弟で、それぞれ先代である母から牧場(いろいろな惑星)を受け継いでいるわけなんだけど、そこで登場するのが主人公であるジュピター(地球人で家政婦をしている)。
実はジュピターのDNAの塩基配列が、その母と同じものであるからさあ大変。
なんちゃら家(王家)を受け継ぐ素質が有るので、3人兄弟はいくら母親と同じDNAを持つ人間であろうと、自分の資産を返す訳には行かないとアノ手この手で主人公を狙う。
そこに、主人公を守ろうと(実は目的があって)、颯爽と現れたのは人間と狼の合成生物である伝説のハンター・ケイン。
そんな感じでアクションあり、(ハリウッド映画には欠かせない)カーチェイスあり、ラブロマンスあり、次回作への伏線か?的なものもありといった感じで、最後はまあハッピーエンド。
直近で見たガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと似た様な世界スケールなので、比べちゃうとアレだけど、なかなか面白かったよ!