「エンジニアリング組織論への招待」読書会を行いました!
ブログに少し遅くなってしまったのと、後輩ちゃんに先を越されてしまいましたが、僕目線でのブログも書いておきますw
後輩ちゃんのブログはコチラ
すごく良くまとめてくれているので、是非ご一読くださいw
読書会について
さて、なぜこの読書会を行う事になったのかについてですが、もともと僕の方で
自分は甘すぎるところがあるので、俺がいる限りへいしゃのエンジニアチームは成長しないんじゃないかとか危惧してる。もっと厳しくしたらよいのか、はたまた実はもっと放置したらよいのか、全くわからない。
— -\/(オミ・エンドリクス) (@omiend) May 1, 2019
ただ言えることは、今のチームとても楽しい。「楽しい」と「効率良い」は違うんだけど…。
といった課題を感じていたところ、このツイートを見た おいちゃんさん からも「似たような課題があって」ということで、一緒に読みましょうとお誘いを受けたのが始まり。
そんなお誘いをしていただけるなんて大変光栄です!!!w
さらに、まさかの以下のスゴイお二人にもジョインしていただきました。
はじめは緊張しっぱなしでした。
読書会をして良かった点
ぶっちぎりでヨカッタですね。
普段会わないような人と、一つの本を中心に意見交換などを通じて知見の共有をすることだけでも素晴らしいと思います。
読書会をして悪かった点
知っていることが多いチャプターについてはやや作業感覚で読書会にのぞんでしまうことでした。
似たように「明日読書会だから読まなきゃ」という追い込まれて読む・メモするというのも正直ありました。
まあどちらも自分の弱さが原因なので、読書会自体は悪いことはなかったんですかね。
結果的に全編通して2回読むことが出来ましたし、ちゃんと考えるキッカケにもなりましたし。
どんなふうに読書会を進めたの?
この読書会の進め方ですが、割とどんな勉強会でも利用できそうなので軽くメモしておきます。
解決したい課題を明確にする
まず、この本を読んで「何を解決したいのか」を明確にしておくためにも、お互い共有していきました。
僕で言うと先のツイートの内容ですね。
事前準備する
毎週ディスカッションをする対象のチャプターを決めて、事前に読んでおきます。
内容について気になった箇所はメモしておきます。
章ごとにディスカッションする
週1で集まり、当該チャプターについて気になった箇所を各自で発表しつつ、聞いてみたいことなどをお互い質問しあうことでディスカッションしていきます。
すでに一度読み終わっていたのですが、もう一度読むことが出来て2度美味しかったですね。
HackMDでメモ
また、予めメモをしておくことや、ディスカッションの中で出たことについて全員がリアルタイムで記入することができる HackMD がとても役にたちました!
課題の解決になったのか
ここからは本についてや
この本を読んで、さらに読書会を行った結果、課題は解決できたのかが気になるところ。
もう一度僕の課題を整理すると、
メンバーはみんな仲が良く、一緒に仕事をしていて毎日がとても楽しいと感じる。 正確な表現かはわからないが、心理的安全性は確保・持続はしているように思える。 しかし、生産性(フリエン、クラポ、その他)についてはお世辞にも高いとは言い難い。 omiendのSI時代やそして前職で在籍していたチームでは、生産性はとても高かったように思う。 ざっとした計算だが、アンコンの1週間でこなす生産量はSI時代の2日、前職の3日程度でこなせる量。 しかし、omiendの経験上生産性の高いチームは大概心理的安全性の確保はできていなかった。 簡単に言うと"少なからず"メンバー間でもギスギスしていた箇所があったように思う。 Googleはチームの生産性を高めるために心理的安全性の確保を再優先としたように理解しているが、生産性と心理的安全性の関係はどうにもトレードオフになりがちと感じることが多々ある。 果たして、どうしたら心理的安全性の確保・持続がされて、生産性の高いチームにすることができるのか。 omiendが大事にしたいことのキーワードとして - 楽しくプログラミングでき、それを仕事にできること - 会社に来たいと思えるチームになること - みんなから「えー!あのプロダクト作っているんだ!」と思われるプロダクトを作っていること - 生活に困らない、かつ趣味に費やせる金額を給料としてもらっていること - などがある。お金をプロダクトについて来るもので、プロダクトはチームについて来るものという考えがあるので、生産性の高いチームを作り、それを維持することが、omiendの使命だと考えている。 そこで出てくる課題が、冒頭に示した生産性と心理的安全性のトレードオフとなってしまわないかということだ。
といった感じなのですが、今は そんなに変わらないかなー といったのが正直なところなのですが、この本にある「不確実性」や「心理的安全性」などなどの言葉と意味を記憶するだけでも違いますし(INDEX)、何かあるごとにふと考える切っ掛けにもなるのではないかなと考えています。得た知識を使うもコロスも、あとはその人の心構え次第でしょうね。
さらに個人的な課題でいうと、そもそも生産性の低さというのは、実はエンジニア一人一人の課題に落とし込めるのではと考えています。「スキルの低さ(あるいはどのようにスキルを伸ばすのか)」と「心理的安全性の確保」は切り離して考えるべきですし、課題解決のためにスキルを伸ばす過程で心理的安全性が毀損されることを避けることも出来るのではないのかなといった感じですね。