アマゾンオリジナル映画。
ヘビーなサウンドでライブを続ける主人公と、同じバンドメンバーであり、最愛の女性の物語。
ある日突然耳が聞こえなくなり、ライブを続けられなくなった主人公は、難聴を支援するグループホームへの入居を進められる。
難聴を治したいと願う主人公であったが、グループホームは「難聴は治すものではない」という信念の元に支援を行っている。
耳が聞こえなくなった自分のことなど誰も気にしないし、それは自然なことである。
だからこそ自分は自分のままであるべきだし、やりたいことをやるのが良い。
それこそが、自身を裏切らない心の平穏となる場所をもたらしてくれる。
だから、主人公は難聴の手術をする。
そして、グループホームも主人公の選択を支持したが、支持するこそ自身らの信念を守るためにグループホームから出ていくことを進める。
手術は成功し音は取り戻したが...。
静かな映画だったのだけど、めっちゃ深い話だった。
人生において強制的に訪れる大きな選択を迫られる時を題材にした映画だと思った。
そして最後のシーンがめっちゃよかった。